LED方式ダウンライトの電気代
松下電工より普及価格のLEDダウンライト
東芝やDAIKO照明に続いて松下電工からもLEDダウンライトが普及価格で発売されました。
業界最高レベルの省エネ性(総合効率56 lm/W)と普及価格を両立白熱灯60形器具の明るさの「MSAVE(エムセーブ)高効率型60形ダウンライト」新発売
今年の春に行った建築建材展「LED NEXT STAGE」でも、多くのLED照明が発表されていましたので、いよいよLED照明も本格普及の時期が近づいたようです。
そこで、改めてダウンライトでLED方式、電球方式、電球型蛍光灯方式の電気代とランニングコストを調べてみる事にしました。
松下電工のMSAVEシリーズ
東芝LEDダウンライトE-COREシリーズには、電球型蛍光灯とのランニングコスト比較が載っていなかったので、松下電工MSAVEシリーズのカタログから調べてみました。
右がその比較表で10年間4万時間の使用なら、約8年でLED照明の方が安くなるようです。
と、よく読んでいくと、この比較表ではLEDダウンライト8台に対して電球型蛍光灯ダウンライト12台で比較して有ります。
確かに、新規に取り付ける比較ならこれでいいのでしょうが、入れ替えの場合は残る4台分の穴はどうするのでしょうか?
また、LEDダウンライトは開口穴径が小さく、取り付け場所によっては右のような穴径調整プレート(定価3200円)が必要になります。
そこで、実際に照明器具を選定して比較してみる事にします。
ダウンライトのランニングコスト比較
比較条件を下記のように設定します。商品は東芝製ダウンライト、賃貸マンション共用部の廊下に5台のダウンライトが取り付けられている場合を想定しています。
- 1日11時間10年間で40000時間点灯した場合
- 電球型蛍光灯東芝ネオボール定価1800円
- ミニクリプトン電球60W定価300円
- 電気代は1kw/hあたり23円で比較
機種 | LEDD-66001 | ID-7200 | BFD-10836 |
光源 | LED | ミニクリプトン | 電球型蛍光灯 |
照明定価 | 23800 | 5250 | 8700 |
電球寿命 | 40000 | 2000 | 6000 |
10年間の電球代 | 6000 | 11880 | |
消費電力 | 7.8 | 57 | 15 |
10年間の消費電力 | 312000 | 2280000 | 600000 |
10年間の電気代 | 7176 | 52440 | 13800 |
10年間のコスト合計 | 30976 | 63690 | 34380 |
10年間5台分の電気代 | 35880 | 262200 | 69000 |
10年間5台分のコスト計 | 154880 | 318450 | 171900 |
ランニングコスト比較
5台分のランニングコストではLED照明が10年間のランニングコスト154880円で一番安い結果となりました。
只、計算条件によって結果も色々変わってきます。例えば、電球型蛍光灯は定価1800円で考えていますが、2本セットなどの低価格品が1000円以下で販売されています。
そうすると、10年間の電球代11880円は→6600円(1000円の場合)と1台あたり5280円安くなります。そうすると総合計は145500円と電球型蛍光灯が一番安くなります。
LEDダウンライトの更なるコストダウンに期待したいところですが、この差なら実用レベルに入っていますね。
LED照明は点灯後すぐに明るくなりますが、電球型蛍光灯は点灯後明るさが安定するまで少し時間が掛かります。
この様な特徴を理解したうえで使い分けて行けばいいと思います。
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